2016年3月21日月曜日

種の交換会と雲南スローシネマカフェvol.3をひらきました

3月20日 春分、種の交換会を初めて開きました。
けっこう遠くからもいらしていただき、種への関心でつながるご縁がうれしかったです^^

自己紹介をぐるっとして、さっそく交換タイム♪


種についてのおしゃべりの輪が♪



 島根西部の吉賀町で種採り農家をしている、山口敦央さんが来てくれたので、種採りについてお話していただきました。



14:00〜17:00としていた種の交換会。いろいろおしゃべりして、種をいただいたり、差し上げたりあっという間の楽しい時間でした^^

17:00からの雲南スローシネマカフェでは「ヴァンダナ・シヴァのいのちの種を抱きしめてwith辻信一」を観ました。こちらは少人数となりましたが、その分、濃ゆい話しで夜更けまで話しこみました。

ごはん◎ 山口さんが漬けたキムチ、めっちゃおいしい!
つちのと舎のニンジンと、ノカンゾウの天ぷら、山口さん家の白菜菜花の卵炒め。
ハッピーヒルの玄米を土鍋炊きごはんと、鵜鷺のワカメ入り味噌汁。
木次酒造の「雲」とともに。



奄美のシマ唄いいよね!の話しからの、山口さんの三線。
となると「黒糖焼酎れんと」が似合います。

すごく濃い一日でした。
島根は東西が長いので、なかなかお会いできませんが、それぞれの場で種採りを大事に島根の在来種を見つけて「種の図書館」にして行けるといいなぁと思います。

種の交換会、続けて行きたいと思います☆

2016年3月20日日曜日

春分 2016

今年も春分がやってきました。

5年前、2011年の3月11日から20日の春分までの間を思い出すと、時空をワープしたかのような気もちになります。汽車の線路のポイント切り替えみたいな感じでもあるかな?

この時期は毎年あの時のことを思い出します。
そして、これからも毎年思い出すのだと思います。

さて、春分は何かをはじめるのにいいらしいです。
「たまに」「まとめ書き」していたブログを、「ちょこちょこ」「書く」にしていこうと思います。Facebookにちょこちょこ書いていたけど、後から見返しずらいもんだなーと思い、たまに振り返ることが好きな私にはブログがちょこちょこ書いてある方がいい気がしまして。

そんな今朝の日の出。

 田んぼにはかわいらしい白い花がたくさん咲いていました。

 真東はあちらなのね。

 ぼちぼち田んぼのことが始まります。種籾浸水中。
去年は手前の窪だけでしたが、今年はもう一窪、田んぼにしたいな〜

田んぼの畦にはノカンゾウやノビル。


つちのと舎としては、今日、種の交換会をひらきます。どんな会になるか楽しみ。

2016年3月4日金曜日

「種の交換会と雲南スローシネマカフェvol.3」をひらきます

◎ たねの輪、つくりませんか? ◎


 在来種や固定種など、地域の中で種の自給・循環を進めることで、地域の気候風土に適応した種が増えるといわれています。

 美味しい恵みをいただくこととともに、その野菜の種を採り、来年につないでいくことをしてみませんか?

 また、採ったり買ったりした種で、我がとこではあまる分を交換したり、シェアしたりして、種をみんなで活かせるといいなと思います。


 種をお持ちの方は、わけやすいように、小袋などに分けておいていただくと助かります。種は持ってないけど、これからやってみたいな〜という方もお気軽にいらして、育ててみたい種を受けとってください^^

 14:00〜17:00まで、ゆるゆるとお茶でもしながら種を交換して、種のことや畑や田んぼのことなど、おしゃべりできたらと思います。


 また、17:00からは久しぶりの雲南スローシネマカフェ。今回は『ヴァンダナ・シヴァのいのちの種を抱きしめて』を見ようと思います。


【 日にち 】3月20日(日)春分


【 ところ 】つちのと舎 (雲南市木次町寺領1019-22)


【 じかん 】
14:00〜17:00 種の交換会
17:00〜20:00 雲南スローシネマカフェvol.3
 『ヴァンダナ・シヴァのいのちの種を抱きしめて』を見た後、ごはん会をします。


【 参加費 】
① 種の交換会 500円(お茶付き)
② 雲南スローシネマカフェ 1000円+一品持ち寄り
※ 持ち寄りの用意が難しい方は、こちらでご用意しますので、ご連絡ください。(500円)


【 お申込 】
申込はなくても当日いらしていただければOKですが、事前に「行くよー」と伝えてもらうと喜びます。


【 お問合せ 】
TEL : 080-4130-0225
MAIL : tsuchinotoya@gmail.com


2016年2月8日月曜日

あたらしい年と糸つむぎ

あけましておめでとうございます。
旧暦の新年ですね^^


この写真は、いわゆる元旦に三刀屋の峯寺弥山山頂からの御来光。
お天気にめぐまれ、すがすがしい朝日を拝むことができました。
ちなみに左手手前に見える山は室山。この麓に日登地区があります。


この写真は2月4日立春の日の出。場所はうちの田んぼのところです。
なんとなく、いわゆる新年よりも立春や旧暦新年の方が気もちが切り替わる感じがします。

さて、2月6日(土)に「糸つむぎ」のワークショップをひらかせてもらいました^^

講師のごんちゃん、こと、金築純子さん。
つちのと舎のロゴやマークのデザインをしてくれた人でもあります。
手元に持っている綿から糸をつむいでいきます。


ちなみにごんちゃんの作品たちはこんな感じ。
部屋の中も飾ってくれて、「糸つむぎ」の雰囲気がふんわりと。





ちなみに「わた」は「木へん」の「棉」から「糸へん」の「綿」へと変わっていきます。棉の木にできた棉の実に、種をとる作業をしてあげると「綿」になるのだそうです。
そして「綿」から「糸」へ

糸つむぎにはスピンドルという道具を使いました。
こちらはごんちゃんお手製☆



みんなで糸つむぎ!


小さい人たちもお母さんと一緒に^^



真剣なまなざしで!




ゆっくりと時は流れ、お昼前に棉を綿にする作業を教えてもらいました。

棉から種をとる機械。
木製で、本当にうまくできています。


「綿を打つ」と言いますが、昔の方法では、このように弓で綿を打っていたそうです。見てると不思議なくらいふわふわしてきます。


綿をふわふわにするのに、ブラシのような道具もあります。


糸車を使った糸つむぎも見せてもらいました。


挑戦する方も^^

いろいろおしゃべりしながらの手仕事はあっという間に感じますね。

お昼のサイレンも鳴ったので、お昼休み。
憩雲さんに軽食をお願いしていたのですが、すてきなランチボックスが♡


自己紹介などしながら、おしゃべりして、ほっこりごはんタイムでした。
食後もまったりとおしゃべりして、少し体ほぐしなども^^

次はこの糸で織ることもしてみたいね〜などと話しています。

「糸つむぎ」本当にいい時間を過ごさせてもらいました。
糸をつむぐように、日々を暮らしてみたいな^^

いらしてくださった皆さま、教えてくれたごんちゃん、ありがとうございました!

2015年12月16日水曜日

わがとこの米

とても久しぶりのブログになりました。
Facebookページにはちょこちょこアップしているのですが、秋はいろいろたてこんで、落ちついて文章を書くことに時間と気もちが向かなくて。

ちょっこし落ちついたので、つちのと舎2015年の最大の出来事「米づくり」を振り返りたいと思います。

結果から言うと、12月16日(水)現在、わがとこの米を食べてます♡
でもまだ脱穀終わってませんw

さて、これは5月の写真。
お隣の田んぼではきれいに田植えが終わったころです。私たちの田んぼは「不耕起でやってみよう!」とそのまま(といっても、休耕田だったので草刈りしたり、草を焼いたりはしました)水を引き入れてみたのですが、そのままでは水が広がらないということがわかり、耕さないけど草を抜いて徐々に水を広げていきました。


田んぼに景色が映るようになったときは嬉しかったなぁ・・・
おかげさまで田んぼに水が入って、5月末に田植えができました。


すくすく育つ稲たち。これは9月の写真です。
不耕起にするとよけいな草が生えづらいと、自然農の本で読んだことがあったのですが、今回、よけいな草がほとんど生えなくて、草取りを一度もせずにすみ、水が入るまでは大変だったけど、かえって楽をしました。
来年はどうなるかな?


10月、黒い塊が稲に付着。
病気になった!?とあせったのですが、調べてみると麹らしく・・・
現代の一般的な農業では「稲麹病」と言われ、商品価値を落とすものとして嫌われているのですが、伝統的な農の中では稲魂と呼ばれるなど「豊作のしるし」とされ、さらにお酒の醸造に使われるのだそうです。
ちなみに、寺田本家のお酒は稲麹で醸されているそうですよ。
http://www.teradahonke.co.jp/ina.html


10月、稲刈り間近の田んぼ。
朝もやが広がり、木次線が横を通りぬけていきます。
山裾から道路と線路をまたいで、久野川(斐伊川の支流)のほとりにあるこの田んぼは、イノシシに入られず、柵を作らなくて良いのがありがたい!
2年前に住んでいたところで田んぼに挑戦した時は、柵づくりが間に合わず、実り始めた米を山の神様(イノシシ)に捧げることになったので、このありがたさは身にしみます。

(ちなみに水は久野川からひいているのではなく、山から流れてくる水です。)


10月28日、稲刈りの日の朝です。

ベテランの方が手伝いに来てくださって、なんと1日で終えることができました!

支柱を近くの方にお借りして、はで干しに☆


田んぼをしてみるまでは、田んぼの作業のイメージはここまででした。
やってみて初めてわかりました。ここから食卓までの道のりのけわしさを!
いただいた「千歯こき」の歯を、家にあった台に固定して脱穀作業。
これが大変で、まだ終わってませんww


ゆずっていただいた唐箕でごみをとばします。唐箕の威力、すごいです!
さらに手作業で稲穂をほぐして、籾がばらばらになるようにします。
(これもけっこう手がかかる・・・裕美は苦手な作業w 浩己の持久力が光ります。)


籾になったものを、文明の利器で籾摺りします。
手動の籾摺り機を試したこともあるんですが、あまりうまくいかず・・・
今年の浩己の誕生日プレゼントとして購入しました。
『オータケFC2K』農家に愛され、使われ続けて30年以上、
完成度の高いこの機械に、いろいろ助けてもらえそうです^^


11月26日!とうとうごはんを食べました!!
 
ハッピーヒル、けっこう甘みもあって美味しいです♡
ちなみに土鍋でごはんを炊くのは日常のことで、東京暮らしの時からしています。

移住して5回目の秋、とうとう「わがとこの米」を食べることができました。
主食である米が自給できることの安心感・安定感ってすごいな。

お世話になっている方々へ差し上げる用にパッケージ。
お友達のごんちゃんが作ってくれたハンコでかわいらしくなりました^^

ちなみにパッケージの下にあるのは、『田舎暮らしの本1月号』
裕美が先輩UIターン者として紹介されてます。

今、浩己はコールセンターの会社で仕事していて、裕美はダンスの授業など体育の仕事を中心にしていて、仕事の仕方は町での生活とあまり変わらないのだけど、そうした仕事をしながら田んぼや畑とともに暮らすことができるのがありがたいです。

いろいろ落ちついてきた時期でもあり、
冬至の日にささやかなおまつりをすることにしました。

冬至のひなたぼっこまつり
かつて東京の三鷹台で暮らしていたときに関わっていたおまつりの名前をいただきました。地域とのつながりや農への興味など、今の暮らしにつながる種をたくさんもらったまつり。今度はここで、私たちが種まきしようとおもいます。

2015年8月2日日曜日

移住から4周年

おかげさまで島根に移住して4年の歳月が経ちました。
毎年この頃になると、2011年の移住に至るまでの流れを思い出しては、目に見えないもののチカラをあらためて感じます。

いい機会なので、7月30日(木)、かねてからやってみたかった『三瓶on三瓶』を実行してみました。


マラソンとか好きな浩己は余裕の様子でしたが、長距離系が苦手な私にはけっこうきつかった・・・でも頂上に着くと元気になります。

西の空の向こうに夕日を見送り、東の空からは満月が。




月が明るくて星はあまり見えなかったけど、月明かりに照らされた風景もいいものでした。そのまま頂上の山小屋で休ませてもらいました。

明けて31日は私たちにとっては移住記念日。ご来光をと思っていたのですが、夜更けから風雨が激しくなり、日の出の頃は真横に雨が降り、濃い霧で視界も閉ざされ・・・

仕方なしに待っていると、だんだん空が明るくなって霧が晴れてきました。雲海の上で拝むぴかぴかの太陽!
こういう時はロミロミ・ヌイを習ったときに教えてもらった、チャントとフラをしたくなります。



下山後は出雲大社にお参りしようと考えていたのですが、早朝の天候不良で下山が遅れ、そのまま帰宅。でもまぁ、むしろ三瓶山が私たちにとってのご神体かしら?とおもったりもして、そのまま帰宅になったのもよかったように受けとりました^^

苦手なくせに、たまに山登りをしたくなるのは、そこからなんぞかメッセージを受けとることが多いから。

今回感じたのは、山を登るには心臓の強さや体を進める筋力の必要性を感じるけど、山を下りるには柔軟性とバランス、体を支える筋力だな、ということ。

そんなことを振り返りながら居ると、奥出雲の白山さんから連絡があり、辻信一さんと上野宗則さんが雲南・奥出雲にいらっしゃるということで、急遽、ご一緒させていただくことに。

奥出雲葡萄園で佐藤忠吉さんとお話し、



奥出雲の悦っちゃん農園へ


そして、白山さんの田楽荘へ・・・とてもとても濃ゆい時間を過ごさせていただきました。

降りる思想』という著書もある辻さんのお話しを聴きながら、三瓶山で受けとったメッセージもかみしめました。体と社会のしくみって、相似形のような、通ずるものを感じています。山を下りること、社会が降りていくこと・・・

辻さんたち、この後、鳥取の方で講演があるとのこと。うちもスローシネマカフェを続けて、いつか雲南でもお話ししていただく機会をつくれたらいいなとおもいます^^



写真は7月26日(日)にひらいた、雲南スローシネマカフェvol.2 『川口由一の自然農というしあわせ』の時の持ち寄りごはんタイム♡

次は9月13日(日)に『ファン・デグォンのLife is Peace』を見たいと思います。

ゆっくり ていねいに ひとつずつ。

 ***

ブログ【 田んぼのこと 】に「千歯こきがほしい!」と書いていたのですが、なんと!私たちのところに来てくれました〜♪


出雲の環境アンテナショップ「さんあーる」さんで知り合った、木彫の岡田先生からいただきました。ありがとうございます!!つないでくださった、さんあーるの山本さんもありがとうございます!!

そして、さんあーるさんで、看板によさそうな板を見つけて、岡田先生に習いながら看板製作中です☆




つながるご縁、本当にありがたいです^^