2014年12月1日月曜日

『脱資本主義宣言』著者と語らうこれからの暮らし

東京から、友人の鶴見済さんと小椋優子さんがやってきた!


























JR木次線の汽車に乗って、日登駅に到着。

お二人とは2007年冬にひらかれた、小沢健二の
『「おばさんたちが案内する未来の世界」を見る集い』で知り合いました。
私(裕美)の人生に大きな影響をくれたあの上演会の主催者で、
気流舎や高尾山や畑会議などなど、その後、いろいろなことをご一緒したのでした。

鳥取の過疎地で育った小椋さんの言葉は、
田舎への洞察を深くしてくれたし、
移住直前に鶴見さんがかけてくれた言葉には、
本当に勇気づけられた。

そんな二人が雲南に来てくれるのがうれしくて、うれしくて。
雲南のオルタナティブスポットを中心に巡るなどしました。

◆ 山王寺(雲南市大東町)の『里山ハウス』



NPO法人エコビレッジ研究会の多久和さんが、「里山暮らし研究所」として、
オフグリッド(電力会社の電気を使わないこと)して暮らしていらっしゃいます。

電気は太陽光と風力でまかない、
お風呂は竹ボイラーでわかし、
暖房は薪ストーブ!

理想的な暮らしをはじめられた多久和さんと、
軍需産業のために戦争がなくならなかったり、
製薬会社のために病院ではたくさん薬を出されたりっておかしいよね?とか、
そもそも交換の道具として使っていたお金に、
使われるような生活っておかしいよね?とか、
いろいろおしゃべりをして、共感して、意気投合して、
とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。


◆ だんだんしょくどう (佐世だんだん工房)








ランチは友達の三原綾子ちゃんが月2回ひらいている「だんだんしょくどう」へ。
昨年、Uターンしてこられた綾子ちゃんのつくる野菜料理は体にやさしいごはん。
今回は綾子ちゃんのご実家の休んでいた田んぼを復活して育てた、
イセヒカリのごはんがメインディッシュ!
私たちも田植えを手伝いに行ったので感慨ひとしお。
かまどで炊かれたごはん、とってもおいしかった。
野菜も地域で自給されたもので、自給率100%ごはん。
ほんとうのゆたかさって、こういうことなんじゃないかな?


◆ 『脱資本主義宣言』著者と語らうこれからの暮らしの会







『つちのと舎』として、最初にひらいた会がこの会になったことで、
やっぱり私たちはこの道なんだなと思いました。

持ち寄りごはんをたのしみながら、
鶴見さんのお話を聴いたり、それぞれの想いを話したり・・・
こうやって人が集い、話し合うことで、変化の波は広がっていく、
しなやかでつよいチカラがこうした場で生まれると信じています。


◆ 飯石小学校の平和学習発表会








永井隆博士の母校、飯石小学校の平和学習発表会を見せていただきました。
永井博士は雲南市出身。長崎で放射線の医師として戦中・戦後を生きた人。
レントゲン治療のため被曝し、原爆に被爆し、余命いくばくもない中、
平和をうったえる言葉を記しつづけました。
そうした永井博士の想いを受けて、こちらの学校ではとても丁寧で深い、
平和学習に取り組まれています。
子どもたちの真っすぐな言葉の数々に涙して・・・
小さな学校だからこそできる、大きな学びを強く感じました。


◆ 食の杜


木次町日登地区では50年以上前から有機農業に取り組まれています。そして自立した地域づくりにも。『地域の力』という本の第1章にはそうしたことが書かれているのですが、2008年にひらかれたヘレナ=ノーバーグホッジさんの来日イベントでそのことを取り上げていて、そのイベントを手伝っていた私は、そのころ自分が木次に住むようになるとは夢にも思っていませんでした。そして、あのイベントでもご一緒したふたりを食の杜を案内する日が来るとは!
写真を撮り忘れてしまったのだけど、木次乳業創業者の佐藤忠吉さんともお会いできて、お話ししたり、本をいただいたりできてとてもうれしかったです。
太古の昔からこの地で崇められてきた室山にもご挨拶。

お二人の来訪であらためて雲南のいいとこに気づいたり、
つながりを広げたり深めたり。

ふだんは離れた場所にいても、同じことを大事にしている仲間がいること、とてもしあわせにおもいます。

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